聖週と復活祭

ホーリーウィークとイースターのお祭りは宗教的色彩を帯び、人々はキリストの受難、死、復活を称え、こぞってミサへ押し寄せます。

ホーリーウィークは聖金曜日前の金曜日に始まります。この時、「悲しみの聖母」の像が行列に伴われ、ヴァレッタとその他多くの町村のストリートを通って運ばれます。この期間、マルタの人々は大勢で教会へでかけます。洗足木曜日には、Altars of Repose(安息の祭壇)を称えるために7つの異なる教会に赴く「seven visits(7つの訪問)」が行われます。聖金曜日は、教会の伝統的な装飾様式が取り外されるため、一見地味な印象を与えますが、 代わりにキリストの血を象徴する赤が主要色となります。

Candles on an altar午後遅くには17ほどの異なる町村で、行列を組み大変厳かに像を運ぶ行進によって、キリストの受難を称えます。これらの像は、それぞれがキリストの受難に関わる特定のエピソードを象徴するもので、棺の担い手により運ばれます。像と像の間には(像は全部でおよそ10体)、聖書の登場人物のような衣装をまとった参加者達が、威風堂々とした姿で行列に参列します。多くの行列の中には、十字架を担ぎ懺悔する人々、時には裸足に縛り付けた鎖を引きずって懺悔する人々の姿も見られます。

この様相は翌日になると一変し、夜の静寂を破ってキリストの復活を知らせる鐘が響き渡ります。復活の主日の午前中には、「復活したキリスト」の像を運ぶ行列が、教会近くの通りを練り歩きます。最後に道は一掃され、像の担い手達は「復活したキリスト」を意気揚々と運びながら教会へ走り戻っていきます。

復活の主日は、伝統的には家族で昼食を取りながら祝うものであり、親族や友人を訪ね、贈り物を交換する時でもあります。また、この日にイースターエッグや「figolla(フィゴッラ)」(アーモンドを詰め、アイシングで覆った練り菓子)を子供達にあげる慣習もあります。